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【UFCマカオ大会特別企画】五味隆典選手インタビュー 前篇

UFCにとって初めての中国・マカオ大会開催に際し、UFC×UFCモバイル×sportsnavi×MMAPLANETのコラボレーションが実現した。『UFC MACAU』特別企画――第1弾は五味隆典インタビュー(前編)をお送りします…

オクタゴン3勝目を目指す五味隆典(C)MMAPLANET2月のUFC日本大会では光岡映二に逆転KO勝利を収め、日本のファンを熱狂させた五味隆典。あれから約8カ月、11月10日(土・現地時間)にマカオのコタイ・アリーナで開催されるUFC FUEL 06「Franklin vs Le」への出場が決まり、TUF6ウィナーのマック・ダンジグと対戦する。

UFCにとって初めての中国・マカオ大会開催に際し、UFC×UFCモバイル×sportsnavi×MMAPLANETのコラボレーションが実現した。『UFC MACAU』特別企画――第1弾は五味隆典インタビュー(前編)をお送りします。

――2006年7月に久我山ラスカルジムがスタートして、今年で丸6年ですね。

「選手を続けながらジムをやることは難しい部分もありますけど、ジムを通じて色んなことを共有できました。まずは10年、それを目標に頑張っていこうと思っています」

――2月の日本大会から約8カ月ほど試合間隔が開きましたが、その間はどのように過ごされていたんですか?

「時間をしっかり開けて、人と会ったり、試合に向けての感情だったり、思い出すことや感じることもありながら、毎日を過ごしていました」

――具体的にはどんなことを思い出したり、感じているのですか?

「まだ自分が何にもなかった頃、それでも試合が好きで、格闘技が好きで、練習をやり込んでいた。そういう気持ちですよね。今は昔の練習仲間も集まってくれて、木口道場で小学生や中学生だった子たちが社会人になって、今でも格闘技を続けている僕を応援してくれているんですよ。

UFCという世界的な大会に出ている自分に興味を持ってくれているんだなと感じます。今の自分は『良い時だからどんどん(試合を)やろう』というのも違うし、3カ月に一回のペースで試合をする時期でもない。一試合一試合を大事にやる、そういう時期ですよね」

――やはりキャリアを重ねて試合に対する考え方も変わってきましたか?

「はい。試合を落とさないで確実に勝つ。そのためにも身も心もベストの状態で試合を迎えたいと思っています」

久我山ラスカルジムでは教え子たちが汗を流す(C)MMAPLANET

――ところで、この夏にはロンドンオリンピックも開催されて、スポーツ競技会の頂点として、五味選手も大会の模様をご覧になっていましたか?

「今までは夏に試合があったので、じっくり見ることが出来ませんでしたが、今回は試合がない期間だったので、ゆっくり見ることが出来ました」

――格闘技からもメダリストが多く生まれた大会でしたが、刺激を受けた部分もあったのではないですか。

「そうですね。格闘技以外にもサッカー、体操、水泳…色んな競技も見ていました。試合以外でも開会式や閉会式などスポーツイベントとしてのスケール感は本当にすごいなって。でもライブ空間という意味ではUFCもオリンピックには負けていないものを作っていると思います」

――今回はUFCとしては初となるマカオ大会への出場となりました。

「マカオは一度も行ったことがない場所なのですが、カジノがあってラスベガスみたいな雰囲気だと聞いています」

――五味選手はアメリカと日本でUFCを経験していますが、大会の雰囲気や空気は違いましたか?

「違いましたね。でも日本大会で勝って楽になった部分はあるんですよ。スタンドでもグラウンドでも出し切れたんで、次からは自分の舞台に戦える気がします。勝負には勝ち負けしかないわけだから、そこで勝つのと負けるのでは違いますよ」
(この項続く)